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IoTで農業課題に取り組む株式会社farmo(本社:栃木県宇都宮市上欠町866-1、代表取締役:永井洋志/以下当社)は、離れた農地や河川などのネット環境が無い自然環境下でも、リモート撮影ができるカメラ「フィールドショット/以下フィールドショット」を開発致しました。当社の通信インフラに対応しており、さらに、ソーラーパネルが一体型でコンパクトサイズなのに省電力で動くのが特徴です。
これによって、ネット環境が無い場所においても利用できるようになり、月額の負担もありません。畑に支柱を挿し、フィールドショットを固定するだけで簡単に設置してお使いいただけます。
「現場に設置しているイメージ」
開発背景
営農指導担当者が離れた畑の生育状況を確認しながら営農指導を行うのにあたり、現場に行かないと生育状況が分からず労働力の面で課題になっていると相談がありました。
また、自治体や地方団体からは、近年の気候変動の影響による結果として、災害級の大雨が降ることが増加し、街に流れる河川管理をしている担当者が、洪水を防ぐため水門を開けるため、直接現場に行き対応に追われていました。非常時という危険な状況下において、現場の状況も分からずに担当者が直接行かなければならない危険性や、複数ある水門のポイントを見回るための負担を減らしたいとの相談も寄せられていました。
以上の相談に共通する点を整理した結果、コストを抑えつつ多くの場所に設置でき、任意のタイミングで見たいという事が求められており、ネット環境が無い場所にも対応する必要性を感じました。
そこで当社は、現場でのニーズにお応えする形で、電源やネット環境が無いような場所に
も設置出来て、必要な機能だけに絞り畑を写すことに特化したリモートで撮影ができるカメラ「フィールドショット」を開発するに至りました。
畑の撮影に特化していることが特長
フィールドショットは、高機能・高性能なカメラではなく、ユーザーファーストで必要な機能だけを搭載している所がポイントです。使い方は手持ちのスマートフォンから遠隔でカメラのシャッターが押せ、ユーザーが任意のタイミングで写真撮影ができます。
また、ファーモ独自の通信インフラ(以下/ファーモアンテナ)に対応しているので、Wi-Fiなどのネット環境も要らず、製品が届いてすぐに利用できます。
ー特徴ー
他社で提供しているカメラでは専用のブラケットを壁などに固定するために設置工事や電源のとれる環境に設置しなければならず、業者による電源工事の必要があり、フィールドショットでは、監視したい場所に支柱を挿して固定するだけで設置できます。また、製品はソーラーが一体型なのに両手に載るサイズです。省電力設計で、バッテリーも内蔵しているため、電池が切れる度に電池交換をしに行く手間がかかりません。市場に流通している製品では、クラウド使用料などの月額費用が発生しますが、フィールドショットは月額費用がかからずにお使いいただけます。フィールドショット購入時にクラウドへ写真データが保存できる容量は最大100MBで、その後は100MB毎に課金しながら容量を増やしてお使いいただけます。
販売予定価格は79,200円(税込)で、購入から1年間の無料補償付きです。またGPSを搭載しているので設置した場所が分かり、屋外に設置しても安心してご利用いただけます。初年度は1000台の販売を予定しており、2023年11月中旬に発売を開始致します。なお、現在特許の出願中です。
第13回農業WEEKで展示し、初公開
2023年10月11日(水)~10月13日(金)にかけて3日間行われる『第13回農業WEEK』にご来場いただき、実際に手に取って動く様子をご覧下さい。
《参考1》データが見られる仕組みについて
《参考2》全国に設置されているファーモアンテナの状況
<当社製品HPより:https://farmo.tech/gw_map/>
《参考3》第13回農業WEEKのご案内
■開催日時
① 2023年10月11日(水) 10:00~17:00
② 2023年10月12日(木) 10:00~17:00
③ 2023年10月13日(金) 10:00~17:00
■会場 幕張メッセ
スマート農業EXPO(8ホール)小間番号:1-32
■ご招待券
https://www.agriexpo-week.jp/tokyo/ja-jp/visit/e-ticket-ex/jgep/aw.html?co=pd13261
上記の「e-招待券」をご利用いただくと、印刷せずお手持ちのスマートフォンでQRコードをかざしてスマートに入場いただけます。(印刷も可。)入場料も無料です。(当日は、あわせて名刺をご用意ください)※招待券をお持ちでない方は、お一人につき5,000円かかります。
《参考4》会社概要
2005年に、ウェブサービスを開発する会社として栃⽊県宇都宮市に株式会社ぶらんこを設⽴。2015年宇都宮市役所から夏イチゴを栽培する農家を紹介され、ハウス内の気温などをスマホで⾒られるIoT 製品とアプリを提供。これがきっかけとなり、ハウスファーモが誕⽣した。「ハウスに⾏かなくてもハウスの様⼦が分かる」と農家さんに好評を得る。その後、「⽔⽥の⽔管理をラクにするアイディアはないか」と相談を受け、⽔管理の⾃動化をするシステムを提供。そして、農家とコミュニケーションを取る中で⽇本の農業課題の⼤きさを再認識し、農業専門のIT企業として2016年業態を変更した。その後ファーモがヒット商品となり、2021 年 3 ⽉に製品ブランド名を採用し、株式会社farmoに社名を変更。現在は、農業の課題解決から始まり環境や地域課題の解決まで取り組んでいる。
■代表者 : 代表取締役 永井 洋志
■本店所在地: 栃⽊県宇都宮市上⽋町 866-1
■設⽴ : 2005 年 11 ⽉ 1 ⽇
■資本⾦ :1億円(資本準備⾦:2億4160万円)
■経営理念 : 知恵と技術と⼼で⼈を幸せにする企業
地域や⼈々のため、常識にとらわれず考え抜く知恵と、能⼒を⾼め価値を創造する技術と、困っている⼈たちを救おうとする強い⼼で⼈を幸せにする企業を⽬指します。
■主な事業内容: 農業⽤ IoT 製品・サービスの開発・販売
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社 farmo
広報担当 ⼩平 真李
TEL:028-649-1740 FAX:028-649-1741
PHONE:070-4406-2777
MAIL:kodaira@farmo.co.jp
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